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Tomokazu Otani age61

IMAGE:Tomokazu Otani

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本物の人がホンモノの人を呼ぶ、それが銀座

銀座とのゆかりを教えていただけますでしょうか

私は田舎で育ちましたので、幼少の頃から特に都会である東京に憧れていました。中学生の時、ファッション誌やニュースを通して銀座をはじめて見て「かっこいい人が多いな」と思ったのが最初です。19歳の時、憧れていた東京にはじめて遊びに行き、まず、最初に銀座へ向かいました。銀座の地に降り立った時の喜びは今でもハッキリと覚えています。並木通りは歩道が広く、路地には柳が均等に立ち並び、お店の前には綺麗な花壇やお洒落なベンチがあり、とても素敵な街並みでまさに夢にまで見た銀座でした。このようなシュチュエーションの街並みは銀座にしかないです。

今の銀座はどのように思われますか

今も以前からの印象と変わらず銀座の街は輝いています。銀座には、自動販売機が少なく、看板の規制※がありますので街の景観がスッキリとしていて素晴らしいです。それと銀座には、昼の顔と夜の顔があるところもまたいいですね(笑)。

   
現在大谷さんは、自家焙煎珈琲専門店を経営され、日々お客様に接客をされています。銀座には一流のサービスがあると世間でよく聞きますが、それはどのようなものだと思われますか

銀座は、店側と銀座が好きで足を運ぶお客様とのやりとりが素晴らしいです。お客様が銀座のお店に興味を持ち来店する。そこには一人一人違った想いがあります。例えば、「このお店には自分の好みに合うデザインの品があるのか」、「何か変わったいいものは入荷したか」など、お客様は銀座にしかない良い品を求めて来ています。売り手はその想いを掴むこと、理解しようと常に模索しそれに応えることが大切です。
 そして、お客様がいくどとなく来店し、多くの会話をかわす中で信頼関係が築けた時、ようやく商いが始まります。店側は、特別な期待を持ち何度も通ってくれるお客様に喜んでいただきたいという想いから、毎日綺麗にガラスを磨き、お客様が見ることがない所まできちんと気を配ります。これが、銀座のサービスです。
 銀座にはお客様の想いに応える本物の“サービス”と“品(しな)”を提供する場があります。“本物の人がホンモノの人を呼ぶ”。銀座には“人と人との繋がり”、“想い”を双方で理解し合える“目には見えない絆”があるのだと思います。商いはお金儲けのためだけではないということです。

ここまでお話を聞き、大谷さんの銀座愛は計り知れ無いものを感じます。銀座を愛すること、それがゆえに銀座に挑戦することが、大谷さんのism(流儀)になるのではないかと思われますが、大谷さん自身はどう思われますか

そうなるのかもしれません。私が銀座に行って友人と「お茶をしよう」となってもすぐに入れるファストフード店ではなく、「どうせ行くならあの店にしよう」と少し歩いてでも私がよく通う本物のお店に行きます。
 銀座で物を買う、銀座に飲みに行く、銀座で遊ぶ。
この街はインターネットには、載っていないお店もたくさんあります。知れば知るほど楽しくなる街です。私の合言葉は「さあ銀座に行くぞ!!」です。

※看板の規制
銀座には「銀座デザインルール」というものがあり、銀座地区に新築される建物や屋外広告などの工作物については、そのデザインや色が銀座らしさを損ねないか、このルールに基づいて事前に地元協議会と協議されることになっている。