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Hiroaki Saruyama age64

IMAGE:Hiroaki Saruyama

Dannasm Details 014

銀座でもう一度最先端のお洒落文化を復活して欲しい

ダンナズムにおいて大きなコンセプトとなっているism(流儀)ですが、猿山さんにとってのismを教えていただけますでしょうか

私は長い間ファッションに携わって来ましたが、最近感じる事が有ります。最近の日本の(特に大手のメーカー)服創りの現状は効率を追及し過ぎた結果、個性的で自由な発想が出来なく成って居ると。景気が良くない時だからこそ、攻めなくてはいけないのに守りに入り、売れる(と思う)物を量産するだけでは、飽きが来るし価格の競争に成ってしまいます。生産コストを下げる為にアジア圏で大量生産するだけで無く、良質なもの他と違う物を創る事に立ち戻る必要が有ります。残念な事に大手メーカーのデザイナーは自分の思う様な生地を見て選ぶ機会を制限されて居ると思います。昔はそれが出来た時代で値段にあまり左右されずに自由に服作りを出来て居たと思います。
 わたしの流儀は周りから左右されずに個性と良質に拘ったオリジナルで服を創る事。Made in Japan(日本ブランド)を創る。世の中に無い服を創りたいと思います

もう一つダンナズムにおいて重要なキーワードである銀座ですが、どのような印象をお持ちですか

かつて銀座は、モボ・モガという人達が生まれた最先端の街で、人も魅力溢れる方が多かったように思います。当時の渋谷や新宿はまだまだこれからでしたし、銀座は先をいっていましたね。個人店や和光、三越を中心に街が賑わい多くの情報が集まり、そこに人が訪れる循環があって街が活気に満ちていました。商いをする側もお客さんもそういう銀座が大好きでした。幸いにも今もこの街には、一流が揃っています。人もお店もそうですし、一流の物を見て触れることが出来ます。それをそれぞれの世代に知ってもらえば、また銀座が活気を取り戻すと思います。

多くの方に銀座に来てもらうにはどうしたらいいと思われますか

わたしも含め以前から銀座で有意義な時間を過ごし、遊んだりした70代、60代がお手本となってこの街にもっと足を運び方向性を示す。「俺達についてこいや!」そう思うことが大事。「あの人達かっこいいな。ああいう大人になりたいな」と言わせるような若い子が憧れる存在になることです。そうすれば興味を持ち出す50代、40代、はたまた30代と若い世代が銀座に足を運ぶのではないでしょうか。それと、どこにでもあるものを販売するのではなく銀座にしかないものを創っていくことです。ここにしかないわけですからそれだけでも銀座に人が集まります。これらを背景として銀座に現代版のモボ・モガが生まれて欲しいと思います。

銀座の活性化。そして、猿山さんが先ほど言われたMade in Japanはここに繋がってくるわけですね。

そうですね。日本人の良さは繊細なところです。裏地や刺繍、生地など細かい所に気遣う民族は世界でもそんなにいませんからね。それと昔からある信頼性の高さです。「Made in Japan」これは世界に誇る最高峰のブランドと言っていいのではないでしょうか。銀座で最先端の「Made in Japan」を創って欲しい。